patagoniaへの想い |
先日、フィルソンのアラスカンガイドシャツを買った。 釣り用に、以前から欲しかったシャツだったんだけど、たまたま近くのショップで半額だったから、迷わずゲットした。 最近は、この手のオーセンティックなウエアに惹かれてしまう。 自分は二十年来のパタゴニアファンで、釣り用のウエアに関しては殆ど全てパタゴニア製品を使ってた。 勿論、今現在もパタゴニアは好きなんだけど、パタゴニア製品を使うユーザーについては、今と昔では大違いのような気がする。 僕がパタゴニア製品を使ってきた理由は、最高の品質と機能を持った道具だと信じ、そんな最高の製品を使う以上、自分も相応の技術や経験を身につけなければならない。未熟な経験、大した技量もない人はパタゴニアなんて着るものではなく、むしろ格好悪いものだ…と自分に言い聞かせる目的もあった。 パタゴニアを使ってる人の多くは、その道のスペシャリストというか、そんな感じに思えたし、実際、僕の周りのパタゴニアユーザーにはそんな人が多かったような気がした。 当時のフライフィッシャーの多くが、岩井さんや沢田さんみたいな格好だったし、パタゴニアを着ているフライフィッシャーは極々少数派で、人気は低かった。 パタゴニアだけではなく、僕が愛用するシムス製品、スコットロッドにしてもそうだった。ウェーダーといえば、国産メーカー。ロッドもアイズスリーとかが全盛だった。 しかし先日、ショップでパタゴニアのウエアを買おうとしていた若い人と店員さんの間で交わされてた話を聞いてて、少し悲しくなった。 店員「お客さんは、何かアウトドアやってられるんですか?」 若者「ほとんどやりません。だけど、今度、キャンプをやッてみたいと思ってます。」 単に、キャンプをやるぐらいなら、パタゴニアでなくとも十分なのに… スペシャリストとは言わなくとも、一定レベル以上の経験や技量を持ってほしい。 向上心や探求心を持って自然と触れ合ってほしい。 まぁ、そんなこと、人それぞれ自由だし、僕がとやかく言うべきではないことはわかっているけど… でも、今の僕にはパタゴニアに対する何か尊敬の念みたいなものが薄れつつあるのは確かだ。 |
by nffshs
| 2014-11-30 00:39
| フライフィッシング
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